LUNA SEA / LUVを聴いて その6

LUNA SEALUNA SEAたらしめんとする理由の大きな要素として各パートの音作りが挙げられる。
歌以外の楽器について書いてみる。

 

必ずしも最先端というわけではなかったが、過去作はもれなく音が格好良く、楽器の使い方が世界的に見ても変わっており、時に最先端を走ることがあった。
しかしREBOOT後、いや終幕直後まで遡ってみるとどうだろう。

 

※以下余談。
音楽バブルが弾け、バンドも次々と解散した2000年代前半。
ネットのさらなる普及も手伝って、演奏者が格好良い!真似したい!と思う機会が急速に減っていった。
機材は進歩していったが、有名な演奏者がトラディショナルな方向に回帰していった。
※余談終わり。

 

ONDで復活し、ヒデサミでも復活、そしてREBOOT
時代が変わり風向きが変わったにせよ、LUNA SEAに音の格好よさを求めていた人は多かった。

 

LUNA SEA再録でまず度肝を抜かれる。
あまり良くない意味で。
ライブでの音作りに疑問感じた人もいただろう。
特にBSCSでのテレビ放送は局側のスキルも低く、音が良いと言える放送はほとんどなかったと記憶している。

 

そしてA WILL。
格好良い音だっただろうか。
真似したくなる音だっただろうか。

 

今回のLUV
過去を顧みて、更に良い音で録れたと言えるのだろうか。

 

音を作るにも時間と予算の都合がある。
しかし楽器を扱う根本的なスキルに意見する第三者はいなかったのだろうか。

 


発売日にこういうことを書いてネガキャンをしているのではないか、とみる人も中にはいるだろう。
しかし当人である私はそのつもりで書いているわけではない。
むしろ今作をもっといろんな方に聴いてほしい。
そしてLUNA SEAガ過去にやってきた素晴らしいことに目と耳を向けてほしい。

 

興味を失っていればそもそもここまで書かない。