LUNA SEA / LUVを聴いて その20

LUVはかなり低い帯域が重視されている。

 

BrandとMoonlightのJ曲が分かりやすい。
全体的に低重心で迫力がありながらもすっきりとしている。
低域が出ない環境でこの曲を聴いている方にはこの2曲の良い部分はあまり伝わっていないのではないだろうか。

 

Limit以外のLUV全曲通して気になるのが、全パートの音数が多い時のスネアの音色。
ドラム全体は叩く姿が浮かび上がるような定位で良いのだが、スネアがやや奥まった位置にあり、時に高域が物足りなく感じる(ボーカルを重視した結果だと考えたい)。
闇火のリムショットはLimitよりも控えめだが自然で良いと思える。

 

ベース、バスドラムのかなり低いところ(聴きすぎると気持ち悪さを覚える低域)まで再生出来る環境を持つファンはどれだけいるのだろう。
圧縮音源では削がれてしまうため、まずCDを持っていないと理解できない。
LUNA SEA側がふるいにかけている可能性も考えられなくもない。

 


発売から3ヶ月以上経過したが、BLACK AND BLUEと永遠(そしてSUPER LOVE)のコード進行について言及しているものを1つしか見つけられていない。

 

記事を書かない間、バンドメンバーが全員揃わない状態でアルバムを作るとどうなるか、というのをなんとかセールスポイントに出来なかっただろうかと考えていた。
これを実験的なアルバムとしてプロモーションすれば攻めの姿勢を印象付けることは可能だったはずと私は考えている。