LUNA SEA / LUVを聴いて その19
前回のエントリー以降LUVを聴いていない。
正確にいえば頭の中で再生している。
再生しやすいのは闇火、Moonlight、Sad。
LUVというアルバムをリリースしたLUNA SEA。
日本で名の知れたバンドの中で、バンド感を出さない、出せずにリリースした今回のアルバムは記録的価値がある。
リリースから1ヶ月も経っていない状況でありながらインタビューなどで既に裏がとれているという点において、消費社会にマウントを取られる怖さも伝わってくる。
多くのバンドはこれ以前の段階でメンバー脱退や解散になるが、LUNA SEAはその道筋とは違う方向にあると私は推測する。
そうでなければLUVを出す理由が見つからない。
私としては今後のツアーと次にバンドでリリースする新作に俄然興味が湧いてきた。
バンドとは何なのか。
どうあるべきかという「べき論」を覆せるなら面白いし、また昔のように衝突し火花散るLUNA SEAも面白い。
どちらに転んでもこの先は良い方向にしか進まないだろう。
不老不死を手にしたと思いたい。