LUNA SEA / CROSSを聴いて その2
プロデューサーの影響か、日本語の歌詞として聞いてもらいたい子音と母音の強い部分が邦楽としては控えめにされているが、バンドとしてよりまとまりのある方向になった。
真矢のドラムとJのベースが生き生きとしている。
INORANとSUGIZOの音に芯がある。
歌詞の深み。
今を生きていく上で様々なことが起こる。
プロデューサーを迎えたことが実験的アプローチなので曲調に実験的なものは発見しにくいかもしれないが、今までになかった安定感と独特の枯れや哀愁がある。
気を張りすぎてもいない、張らなすぎてもいない。
生きることを伝えるアルバム。
新しい古いという物差しで過去や他のものと比較する必要はない域に達したとCROSSを聴いて感じた。
今はCROSSからLUV、A WILLと続けて聴いている。
ますますREBOOT以降の曲だけでライブを行ってほしい。