LUNA SEA / LUVを聴いて その11

ツイッターやレビューサイトの反応で一見肯定しているように見えるものでも、関係者が見れば内心複雑に感じるものが非常に多い。

 

一聴しただけではわからなかったが
新しい
裏切られた

 

とりあえず3つ挙げてみたが、これらの共通点は1回では捕まえられなかったということだ。
原作者の過去作からの色が強く反映されているので、これならソロ重視したほうがいいという判断になりかねない。
新しいことにチャレンジしたアルバムではないので、真っ当に評価されていないんだなと思えてしまう。
LUNA SEAの新アルバムは毎回裏切られるというものも、今回に関していえばソロワークも評価されていないという見方もできてしまう。

 

終幕以前、そしてA WILLまでの曲をアマチュアのカバーバンドが披露しても集客できるという点に着目。
楽曲が素晴らしいことの表れで、これは偉業とも言える。
世界中のバンドでもこの域にまで到達したものは貴重。
しかし同時にこれらは現在のLUNA SEAのライブセットリストでは物足りていないことの反動でもある。

 

リリース日から2日目だが、私が見た範囲では弾いてみた動画が見当たらない。
難解な作品群ではないのにこの反応は2017年の今では心に杭を打たれたような痛みがある。
最前線ではないのだと。