LUNA SEA / LUVを聴いて その10

Jのフィルの少なさ。
3フレット分ぐらいのわずかなスライド程度でもいいのにほとんどやっていない。
真矢が上手だから成り立っているものの、ドラマーの視点からすればはっきり言ってたまったもんじゃないだろう。
ライブで困る可能性が無いとは言えないからだ。
不安要素である。
70歳になっても楽々と演奏できるような配慮した結果がこれ、というわけでは無さそうなのが。

 

今回アルバム2〜3周目あたりで、ここをこうしたほうがいい、ここはこうしないほうがいいと瞬発的に思いついたことがすごくショックだった。
THE ONEでもA WILLでも多少はあったし、終幕以前の曲でもそう思える曲はあったが、今回脊髄反射で浮かんできた自分に悲しみを覚えた。
その案が昔のLUNA SEAの再現ではなく、今なら、そして将来を考えれば、という方向だったので。
私はメンバーではないので意見が違って当然ではあるが、将来につなげるため、そして今売れる曲かという視点。

 

前情報でインストが入るということで期待が膨らんだ。
しかし聴いてみると、Rideは楽しみながら作ったのか分からない。
理解を超えていればいいのだが、中途半端に古く聴こえる。
この曲はお金になるだろうか。
人を呼べるだろうか。

 

賛否が分かれていて、LUNA SEAについて多くの人が語っているのは活況と見ているつもりではある。
どちらの意見でもネットに上がれば広告効果があるからだ。

 

インタビューには全く書いていなかったのであくまで推測だが、LUVはあえてソロ用を持ち寄ってみようというコンセプトなのかもしれない。
しかしそれはバンドにとっては禁断の果実。
極論だと、身近にパート担当してくれる人がいれば便利でいい、ということになる。

 

利害関係の一致の結果かもしれない。
確実に収入は見込めるのだから。